富岳のシュミレーション結果をオフィスワークに活かす為に
背景
世間ではリモートワークを推進している中で、どうしても事務所に出社する必要がある人もいる。
そのような状況でもコロナ(やインフルエンザ)感染者を出さない為にも、富岳のシミュレーション結果を積極的に取り入れていく必要があると思い関連しそうな情報を抜粋してまとめた。
今後、オフィスでは以下を意識して行っていく必要がある
室内環境
- 加湿器等を導入して湿度を30%以上(できれば60%以上)に保つ
- CO2濃度が高い場合、窓開けによる換気は対角の窓を開けるようにする
ミーティング時
- 発話者の隣に座る事を避けるか距離を空ける、理想はみんな斜向いに座る
- 対面に座る場合、1m以上の距離をとる
2020年8月24日 記者勉強会 発表資料
資料:https://www.r-ccs.riken.jp/wp-content/uploads/2020/08/20200824tsubokura.pdf
屋内換気効率に関わるシミュレーション結果
施設の持つ設計換気量を活かす為にはエアコン等を用いた空気の循環が重要
全体としての換気量はパーティションの有無で大差無いが、ムラはパーティション有りの方が大きくなる
冷暖房効率を極力維持して窓開けによる換気をする為には、対角換気が効率が良い
2020年10月13日 記者勉強会 発表資料
資料:https://www.r-ccs.riken.jp/wp-content/uploads/2020/10/201013tsubokura.pdf
飛沫飛散抑制に関わるシミュレーション結果
正面に座る人間に咳をされた場合、湿度30%に比べ60%のほうが受ける飛沫の量が半分になる
斜向いに座れば受ける飛沫量は1%前後になる、正面に座る場合は1m以上距離をとるのがよい
打ち合わせなどの会話が発生する場面では、発話者の斜向い>正面>隣の順で受ける飛沫が増える